ドラマ評

1月期ドラマがほぼすべて最終回を迎えた。
今期は6本。結構頑張って見た方だと思う。どれも最後まで楽しんだ。

 

ネットを徘徊してるとドラマ評によく出会う。
個人の趣味でブログに書かれてるもの、プロのライターが書いたと思しきもの、おそらくアウトソーシングでキーワード指定で発注して書かせたと思しきもの・・・いろいろあるのだけど、的を射ていると思える評が少なく感じる。

 

まるで主演が誰かによって視聴率が完全に左右されるかのような書きっぷりの記事が多いこと多いこと。中にはその書いている作品を見ていないとしか思えない記事もある。

 

確かに「○○さんが出てるから」で見るかどうかを決めることはある。
特に新しく始まるドラマのラインアップが出そろう時期になると(まさに今)、気になる人が出てるかチェックし、自分の見たいリストに入れていく。もちろん予告や紹介を見て面白そうだと思ったものもリストに入れるが、最初にチェックするのは出演者だとは思う。

でも、いくら気になる○○さんが出ていたとしても、作品自体が面白いと感じられなければ見続けるのは辛くなる。(○○さんを観賞するためだけに見続ける人もいるとは思うが)

 

ドラマには脚本があり、演出があり、演技がある。
それぞれの要素が相互作用して作品の面白さに繋がっていく。
ドラマについて語ったり、評論したりするなら、視聴率に基づいて出演者を褒めたり扱下ろしたりに終始するのではなく、もう少し作品についてちゃんと触れた記事にしてほしい。
(出演者、視聴率を中心に書く方が検索でヒットしやすいし、記事も書きやすいってのはわかるけど)
そうすれば途中からでも見てみようと思う人だって増えると思うのだ。

 

あと、自称辛口評論家の人。
辛口に批評することと、disることを混同してるのもたまに見かけるけど、あれも読んでて嫌な気分になる(ので、そっとページを閉じる)。
重箱の隅をつつくように、作品や出演者に難癖つけてて楽しいのだろうか?

 

検索ヒット率がよければ、記事が面白いかどうかなんて二の次なサイトが増えたのかもね。